高専生活を制する6つの勉強ステップ
どうも〜しばまるです。
前回の高専生活の日常を知ろう!という記事では、
について触れました。今回は、高専生活を送る上で攻略必須な勉強法について紹介していきたいと思います。
僕は、この勉強法を実践してからクラス順位3番以内をキープできるようになりました。
高専入学から専攻科2年までの7年間、ずっと研究し続けて確率した勉強スタイルなので試してみる価値はあると思います。
高専での勉強方法に悩んでいる方は是非参考にしてみてください♪
出題者側の心理
まず、出題者側の心理を考えましょう。
今までテストを作っていた中学校の先生と高専の教授とは置かれている状況が違います。
中学校の先生は、一般教養を教育することや受験対策に重きを置いています。
一方、高専の教授は、研究を理解するための基礎的知識の教育に重きを置いています。
高専のテストでは、受験のような応用問題が出題されることがあまりありません。最終的に研究を理解すれば良いわけなので、基礎的な問題が多く出題される傾向にあります。
また、高専の教授は自分自身の研究を進めなければ、高専に在籍している意味がありません。業務上、自分自身の研究と授業内容の考案やテスト作成することを両立しなければいけないのです。
そうすると、多くの教授は自分自身の研究を優先してしまいがちになります。そのため、テスト作成が疎かになり、教授が過去に作成している「過去問」と類似している問題が出題される傾向にあります。
以上の理由により、高専の教授の出題心理としては
- 研究を理解できるために必要な基礎的な問題が多く出題される傾向にある。
- 業務上、テスト制作が疎かになることが多く、「過去問」と類似した問題が出題される傾向にある。
という点です。
勉強の順序
結論として、次のような順序で勉強するのが最も効率が良いのではないかと思います。
- 過去問収集(3年分)
- 過去問分析
- 分析に基づいた頻出問題の解法を理解
- 過去問全ての理解
- 教科書、ノート、プリントの練習問題の理解
- オリジナル応用問題の作成&解法
出題側の心理を考えた結果、僕はこのような順序で勉強していました。次にそれぞれのステップごとの具体的な勉強を紹介していきましょう。
6つの勉強ステップ
過去問収集(3年分)
ここが一番重要です。とにかく、点数の良い人の「過去問」を集めましょう。最低2年分、多いほどいいです。
「過去問」はデータですから分析するデータが多ければ多いほど効率的な勉強をすることが可能です。
「過去問」で勉強することが小狡いと思っている人は一度考えましょう。あなたは、高専を受験する時に高専受験過去問題集を使って勉強したのではないでしょうか?
「過去問」を使うことは卑怯なことではありません。高専受験の時は、過去問を利用することでやっとスタートラインに立つことができましたが、高専内の定期テストではうまく利用することで差別化を図ることができます。
「過去問」を得るためには次のような方法があります。
- 友達にもらう。
- 高専生が多いバイト先で繋がりを作って入手する。
- 部活仲間にもらう。
ポイントとして人に好かれる人間になることが、一番の近道かもしれません。日頃から謙虚かつ社交的に人に接することで交友関係を広げることができると思います。
テストを作成する教授のクセを分析
「過去問」を集めることができれば、次にテスト作成をする教授のクセを分析しましょう。
結論としてチェックするべき項目は2つです。
- 問題形式
- 最頻出問題のチェック
はじめに、問題形式を確認しましょう。記述式であるのか、マークシート形式であるのか事前に確認しておけば対策が立てやすいと思います。
例えば、暗記教科の場合、記述式であれば答えの漢字まで覚える必要がありますし、マークシート形式であれば、答えの読み方だけ覚えればいいというように無駄な勉強はできるだけしないようにしましょう。
また、問題の配点も確認しましょう。テストで落とせない問題の配点が大きいものから対策をしていきましょう。
次に、前年度と前々年度の「過去問」がどの程度類似しているのか確認しましょう。この分析を行うことによって、過去問の解法に重きを置くのか、ノート中心に勉強すれば良いのか見極めましょう。
その後、最頻出問題を確認しましょう。出題者が重要と思われる問題は、毎年出題されます。ですので、その問題を確実に正答することが得点アップの鍵となります。
分析に基づいた頻出問題の解法を理解
分析が終われば、最頻出問題から頻出問題順に解法を理解しておきましょう。
このステップで重要なことは
答えをただ丸暗記するのではなく、しっかり解法を理解すること。
丸暗記だけの勉強は、少し捻られた問題が出題されると太刀打ちできません。教科書を参考にしながらじっくり時間をかけて解法の理解をしましょう。
過去問全ての理解
頻出問題の解法の理解を終えれば、過去問全ての解法を理解しましょう。
しかし、理解しようとも問題が書いてないのに答えだけみてどうやって理解するの・・・って時がありますよね!
そんな時は、問題を予想しましょう。テスト用紙に記載している解法をノートや教科書から探して見つけます。テストには基本的な問題が出題されることが多いので、僕の経験上、ほとんどの問題はその中にあります。
教科書、ノート、プリントの練習問題の理解
過去問全ての解法の理解を終えると、念のためにテスト範囲の教科書、ノート、プリントの練習問題を解きましょう。
出題傾向を変更してくることがありますので、出来れば全ての問題を網羅しましょう。
すべて網羅すれば、90点以上の点数をとることができるのではないでしょうか?
赤点回避が目標の方は、全て網羅する必要はありません。広く浅く対策しましょう。
オリジナル応用問題の作成&解法
ここまでの勉強で十分ですが、念には念をということでオリジナル問題を作成しましょう。
これ以上、捻ることができない問題を何パターンか作って、解法を考えましょう。
これをこなせば100点が見えてくるはずです。
まとめ
勉強のポイントとしては、確実に正答できる問題から順に対策することが大切です。
効率的な勉強を通じて、高得点を狙い、進学における推薦を狙うのも良し、赤点回避することだけを目的にして効率的に勉強し、余った時間を好きな事に没頭するために使っても構いません。
どのようなことを選択するかはその人の自由ですが、せっかく高専に入学したのだから、みなさんにどうにか卒業を迎えて欲しい思い、この記事を書きました。
参考になれば幸いです。