高専生が専攻科進学のためにしてはいけない3つのこと
どうも〜しばまるです。
高専の4年生くらいになるとこれからの進路を考える時期を迎えます。そして、5年生になるとみんなそれぞれの道に向かって歩み始めます。
前回の高専とは? 〜5年生の選択〜をまとめると
が高専5年生の主な進路です。
今回は専攻科進学を考えている人たちを手助けするために専攻科2年生である僕からアドバイスしていけたらと考えています。
専攻科進学するためにしてはいけないこととは?
成績を落とさない
専攻科進学をする方法は2つあります。どんな方法かというと
- 推薦入試を受ける
- 一般入試を受ける
です。
まず、推薦入試ですが、この方法で進学することができればすごく楽です。推薦入試の試験内容は顔の知れた教授たちとの面接のみです。しかも、この試験を受ける事ができれば、ほぼ合格は間違いありません。
その理由として、学校側から優秀と判断されたものしか受ける事ができないからです。
しかし、優秀という言葉に怖気付く必要はありません。受験資格は意外と簡単です。受験資格をまとめると
- 5年間の成績の平均がクラス順位1/2以上であること
- 5年間の平均GPAが2.5以上であること
この2つです。
はじめのクラス順位1/2というのはわかるけど、GPAって何?って方がいると思うので、GPAの説明をしますと・・・
GPAとは高専の成績を簡単に表したものです。各高専によってGPAの算出方法が違います。
GPAの算出方式はこちらの知らなくて大丈夫?大学生の成績GPAの計算方法・平均・就活への影響を徹底解説!から計算してみてください。
しかし、結論を言いますとGPAの値なんて気にしなくていいんです。おそらく、クラス順位1/2以上の成績をとることによって、必然的にGPAの値は満たされます。
ですから、対策としては成績を落とさない。
クラス順位1/2以上のギリギリの成績を維持するのは少し危険です。推薦入試志願者が多いと、推薦枠を身内同士で争うことになります。そのような競合を避けるために一桁周辺の順位をキープもしくはそれ以上が望ましいでしょう。
担当教員と壁を作らない
高専では5年生から研究室に配属されて研究を行います。その後、専攻科進学する際に研究室を変更することが可能ですが、専攻科進学後は研究室を変更することができません。
そのため、少なくとも2年間は所属研究室の担当教員と密接した時間を過ごさなくてはいけません。
研究生活の充実が専攻科での生活をより良くするためのカギとなります。「メールの返信はきちんと返す」など担当教員に失礼のない行動を心がけましょう。
また、5年生時の研究室選択も重要です。自分が研究したいと思える研究分野や研究へのモチベーションを考慮して自分に合った研究室を選択しましょう。
孤立しない
専攻科生になるとより専門的な勉強に励むことになります。そのため、日頃のレポートの量や求められる質も本科生の時と比べ物になりません。
そのため、周りと協力してレポート進めていくことが一番効率が良い方法だと思います。
時間をかけてゆっくり理解することも大切ですが、どうしても研究発表やテスト勉強などに時間を取られてしまうので、効率を求めなければいけない部分もあります。
仲間と協力するためのポイントはGive and takeです。自分だけが利益を得ることに注力してはいけません。こちらから情報を分け与えることによってより良い信頼関係が築けるでしょう。
また、専攻科に進学する前にある程度、自分自身の勉強スタイルを確立しておきましょう。
例えば、テスト勉強の順序や授業中の取り組み方など自分に合ったスタイルを日頃から模索しましょう。
最後に
専攻科進学するために一番重要なことは推薦入試の資格を得ることです。専攻科進学できなければ元も子もありませんから・・・
僕は専攻科進学して、普通では考えられないようなことを経験することができました。専攻科に在学していることをうまく利用して、自分自身の能力を底上げしましょう。
あなたが専攻科に進学することを心よりお待ちしております♪