しばまるブログ

ゆる〜く運営しています。

高専とは? 〜5年生の選択〜

今回は昨日に続き、高専本科5年生の選択について書いていこうと思う。

 

まず、高専本科5年生になると、みんな大体3つの道を考える。

高専本科を卒業し、一般企業に就職する。

②+2年間、専攻科に進学してお勉強する。

③他大学の3年生に編入する。

 

f:id:rto1728:20180815172759g:plain

 

①の道は、高専生として王道ルートであり、名だたる大企業に就職することも可能である。

 

一番のメリットは学内の推薦を使って就職活動すると、ほとんどの企業が受け入れてくれることだと思う。

 

推薦は卒業が確約できるような者なら誰でももらえることができる。

(留年すると、就職することができないから笑)

 

ただし、推薦を使うことができるのは一人一社までで、学校に求人募集を出している企業にしか使えない。

 

デメリットとしては、個人的な意見であるが、業務内容が限られることだと思う。

 

①の道を選んだ自分の同級生は三交代工場勤務が多い気がする。

もちろん、三交代工場勤務以外にも技術職として働いている者もいるが・・・

 

大企業に入社できた者ほど、三交代工場勤務のような厳しい労働条件(夜勤)で働いているような気がする。

 

言ってしまえば、企業のコマのような印象をうける。

 

人によって、夜勤が厳しいと感じるか感じないかわからないが、少なくとも自分は厳しいと感じている(夜弱い)。

 

②の道に進む者は、高専生としては少数派である。自分もこの道に進んだ。

この道に進む者の多くは「逃げの選択」の結果であることが多い。

 

専攻科を受験する方法として、推薦入試と一般入試の二種類の方法がある。

 

この道に進む者の多くが推薦入試によって受験する。この推薦入試は、推薦を得られるかどうかで勝負が決まる。

 

推薦を得ることができれば、間抜けなツラで顔馴染みの教授達とお喋りすればいいだけである(面接)。99%受かる笑

 

問題は、どのようにして推薦を得るかである。

 

自分が通っている高専では、高専本科1~4年生の成績の平均がGPA2.5以上、クラス順位が全体の1/2以上であることだった。

 

クラス順位が全体の1/2以上を満たせば、GPA2.5以上は自然と満たされると思うので、簡単に言えば、クラス順位平均が全体の1/2以上であればいい。

 

推薦を得ることができれば、大学編入試験の労力に比べ、簡単に進学できてしまうため、本科である程度の成績を確保している者は、この「逃げの選択」をチョイスするこが多い笑

 

自分ももちろん推薦入試をうけた笑

 

次に一般入試であるが、これは頑張るしかない。

試験に備えて、勉強するしかない。

 

効果的な対策として、あらかじめ提出するTOEICのスコアシートが合格のカギだと思われる。

目安は、TOEIC500点以上を取っておくと、アドバンテージがあると思う。

 

③の道は、高専の中でも特に優秀な者がこの道に進む。

 

大学のお受験は、歳を重ねるごとに簡単になる。

センター試験 > 大学編入試験 > 大学院試験

といった順で難しくなっている。

 

センター試験よりは簡単であるが、優秀な者がコロッと失敗するケースがある。

しかも、その試験は推薦入試であることが多い。

 

その理由として、自分なりの考えだが

①各高専の優秀な者が集まるため

②試験が口頭試問方式で出題傾向が掴みにくい

 

・大学編入試験の受験者の多くは、高専生である。

その高専で学んだという同じバックグラウンドを持つ者達が競い合うので、アドバンテージが確立しにくいのではないか。

 

・通常、試験は何年分もの過去問を使い、対策するものであるが、口述試験には、過去問という存在がなく、対策が立てにくいのではないのではないだろうか。

 

口述試験は問題数が少なく、対策傾向の的が外れることがあれば、全滅してしまうこともありえるのではないだろうか。

 

以上の理由から難因度が少し高めなのではないだろうか?

自分は大学編入試験を受けたことがないので本当のところはわからないが・・・

 

自分の実力に自信がある人、高専から早く出たい人はどんどん受ければいいと思う。

 

どうにか入試を乗り切ると、高専の閉鎖された環境から飛び出せるところは魅力を感じる笑

 

大学のレベルによるが、良い大学に入学することができたなら、高専よりも高度なことを学べるわけでもあるし

 

まあ、そんな感じで高専で進路迷ってる方の参考になればいいと思う。